ライセンス制の仕事です
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まずは、試験を受けるんだよ。
たいてい、その試験を受けるための研修が2週間くらいある。
大手生保は、特にこの研修期間に、勤務状態や適正などを見られていると思った方がいい。
その間は、日給制でパート感覚。おこずかいががもらえて勉強が出来るというかんじ。
試験は金融庁が行うもので各社共通。
試験は難しくはないが、専門用語とか聞き慣れない言葉が 沢山あるので研修の最初は面食らう。
はじめはみんな合格できるか不安に陥るが、研修 をまじめに受ければ殆どが合格する。
合格ラインは会社によって違う。会社の規模が大きい方が高い。
この試験を受けて合格し、金融庁に「生命保険募集人」として登録されて、この仕事をすることができる。
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ノルマがあるの? |
目標はあるが、ノルマという感覚とは違う。
目標をクリアできてないと給料が下がっていく。 単純にそういうことだ。
まじめに働いても、契約が取れなければだんだん収入が減るので 安定性がない、ということは明確。ただし、初めの半年〜1年は固定+歩合の固定部分の比率が高いため、なんとかなる。この間に実力を磨いていく事になる。
目標が達成できなくても、クビになることはない。むしろ、辞めたくてもなかなか辞めさせて くれない、という傾向が強い。
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個人事業主
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セールスレディは、会社に来てアメやティッシュを配ったり、契約するとプレゼントをくれたりするが、ジツハこの殆どが
自腹である。保険屋さんとは個人事業主なのだ。
だから、電話代もコピー代も文房具も営業経費 も自腹、給料がすべて所得にはならない。
したがって、お金に対して自己管理が必要となる。 給料のうち、何割くらいまでに経費をおさえるか、金銭感覚がちゃんとしてないと、経費がふく
らんでいく。
新人のうちは、会社から支援グッズももらえるので、初めは気にするほどではないけれど、 だんだん金銭に対しての自己管理を明確にする必要がでてくる。
確定申告も自分でやる。経費として認められる幅は4割くらい。自分が、金にルーズだと思うなら、この仕事はやめておいた方がいい。
保険屋さんの中には見かけがハデなのに借金だらけ、という人がごく一部だが事実存在する。
なんとなく、見かけがハデな仕事だが、成功してるのは地道な努力の出来る人間だ。
自分に厳しくなれないなら、成功は出来ないと思うな。
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向いてる人・成功できる人 |
営業には向き不向きがある。しかし、ある程度時間がたてばどんな人でも慣れる。
また教育して くれるから、指導に素直に従って努力をすればむしろ何の経験も無い人の方が良かったりする。
私は人と話すのが苦手、とか人見知りする、とかいう人も慣れると何とかなるので心配はない。
しいていえば、忍耐力とか、地味な事をこつこつ続ける根気とか、うまくいかなくてもくよくよ 考えすぎないとか、そういうのは結構大事かもしれない。
不安に振り回されずに努力を地道に続けること、これが出来る人は成功できる。そして、そういう事って、誰でも出来ることだと思う。つまり自分次第、ということだ。それから、最初から飛ばして成績を上げる人よりも、遅咲きの人の方が続く傾向がある。
たぶん 最初に契約を上げる人はそれに時間を費やすために、基本的なアタック件数が少なくなるから、 だんだん先細りするのだと思う。同僚が成績を上げるとあせるけれど、マイ
ペースに基本的なことを続けていける人が、最終的に成功することになる。
それから、小さい子供がいる人。こういう人がこれほどイイ待遇を受けられる仕事は他にないだろう。
赤ん坊がいれば、勤務に大きな影響がある。たいていの会社はけむたがる。でも、生保会社は むしろ何とか応援しようとしてくれる。回りも女だらけだから比較的理解がある。これは大きい。
私自身、下の子が赤ん坊の時からこの仕事をしてきたが会社側の協力体制がなかったら、今頃 我が家は路頭に迷っていたと思う。ホントに感謝してきたし、その気持ちは仕事への励みになる。
子供が 熱を出す度に、スイマセンと謝りながら働くのは辛い。「大変だね、頑張ってね」 と言ってくれる会社は、ほかには無いだろう。励ましや応援に敏感でそれを嬉しいと感じる人は
仕事も頑張るはず。
ハンディがあることが逆にプラスになる。赤ちゃんがいる、でもとにかく 働きたい、そういう人には是非すすめたい。
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成功への基本と近道 |
ズバリ、会社側の指導に素直になる事が成功への近道だ。言われたことを実直にやっていく事が
基本を身につけるコツなのかもしれない。
自分も、新人の頃、何にも考えないで指導員の言う とおりにやっていた。担当する事になった企業に、毎日行って社員の人たちにチラシを配れと
言われたので、その通りにした。
1年後にはその企業から毎月のように契約が出るようになり、 私の重要な営業拠点となった。
あとで、その企業は契約が取りにくく今まで担当が長続きしな かったということを知った。
自分の努力や工夫もあるとは思うが、なにも知らずに日参した初めの一年間がなかったら、多分結果は違ったと思う。
また、面倒でも、まめな努力を惜しんではいけない。
お客様に手紙を書くとか、礼状を出す とか質問されたことに対し、素早く資料を持参するとか、ちょっとした努力を続けることは
後で大きな違いとなってくる。
目標を明確に持つことも、支えとなる。
初めは、小さな事でかまわない。半年間で10万円 貯めよう、とか、月に一日は訪問件数の自己ギネスを更新する日を作ろうとか、一週間中に、
アポイントを3件は取れるようにしたい、とかそんなかんじ。
目標を持つと、そのためにどう したらいいのか考える。そうすると工夫も生まれる。
効率や集中力が上がって、同じ事を漠然 とするよりいい結果が生まれる事になる。
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優秀な上司 |
勤務した営業所に、協力的で優秀な指導員がいることが明暗を分けることもある。
自分の力不足をさりげなくカバーする人、悩みを相談できる人、自分を応援してくれる人、 こういう人がいるとすごく助かる。
そうは言っても最後は本人次第だけれどね。
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福利厚生・待遇
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有給休暇や福利厚生などはかなり充実している。(会社によって差がある)
とくに大手ほど、 この辺はかなり手厚い。
有給休暇が長年のうちに貯まり、おかげで私は、3週間入院した時も、給料が落ちなかった。
また会社の保養所を利用して、家族で旅行に行ったり、いい思いを結構したと思う。
だから感謝してる。今でも足を向けて寝られないッス。
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